【2025年最新】UR-Uオンラインスクール(ユアユニ)何が学べる?講義内容を知りたい!

UR-U(ユアユニ)で学んだ内容をまとめています。

最初は、自分がビジネスで悩んだとき、
教科書として作うために作りました。

ですが、友人に見せると「俺も使いたい!」と
絶賛されたのをきっかけに公開を開始。

超有料級の情報が詰まっています。
興味あるトピックを開いてみてください!

少しでも学べた!と思った方は無料体験から👇

※トピックは毎週更新!

竹花貴騎
竹花貴騎

実際の”動画講義”はもっと詳しく解説👇

事業者向け:スキルセット

Q
「むかつく」はビジネスの種!スキルなし・資金なしから始める事業の着眼点
A

質問者:「会社でEC商品の管理アシスタントをしながら小さくビジネスをやっています。なかなかWebスキルもなく、何をしていいか迷っています。もし竹花さんが今、会社員であれば、どのようにビジネスを始めますか?

スキルも資金もなくビジネスやるなら、

1.メンタル面
「むかつく」という感情を原動力に。

2.事業面
→「コストを持たない仕組み」

竹花貴騎
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2つを考えましょう!

メンタル面:「むかつく」から始めろ

まずは、メンタル

あなたの周りの「むかつく」を探しましょう。
それが最強のビジネスの種になります。

僕がドバイで法人設立をやるのは、自分がドバイに来たとき騙されてめちゃ「むかついた」から。

竹花貴騎
竹花貴騎

「同じように困ってる人がいるはず!」

と思ったのが始まりです。

ポイント

あなたの「むかつく」という感情。
=まだ解決してない「社会の不満」

事業面:「コストゼロ」で考えろ

次に、事業の考え方。

スキルも、お金もないなら、
コストを掛けずに始めるしかない。

①コストを持たない仕組み(マッチング)

世の中の、

  1. 余っているもの
  2. 足りないもの
竹花貴騎
竹花貴騎

2つを繋げるだけです。


たとえば、(参照)

  1. 普段は人がいないお寺
  2. ヨガ教室をやりたいインフルエンサー
  1. コンビニの広い駐車場
  2. 野菜を売りたい農家さん

元手は1円もいりません。

ポイント

あなたは、需要と供給を見つけて繋げるだけ。

②コストをクロスさせる(共同出資)

竹花貴騎
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コスト分散の考え方も重要!

例)美容院:チラシを4万円で作りたい。

近所のカフェやエステに声をかけ「1店舗4万円ずつ出し合い、5店舗共同のチラシ(20万円分)を作りませんか?」と提案

これなら、

  • 負担は同じ(4万円)
  • チラシ枚数:3,000枚→15,000枚。
  • 他のお店も得をする。
注意点

必ず、お客様を取り合わない業種と組むこと!

世の中にあるもの組み合わせたら、
コストゼロのビジネスは無限にあります。

「どれだけ、売上を上げるか」より、
「どれだけ、コストを掛けないか」

この視点こそ、最初の第一歩です。

竹花貴騎
竹花貴騎

合わなかったら辞めたらいい。
まずは、無料体験してみてな!

Q
利益率90%も夢じゃない?2店舗目出店を成功させる「4つの『か』」戦略
A

質問者:「UR-Uの講義を見て挑戦し、2店舗目の出店ができそうです。「密集の法則(ドミナント戦略)」の通り2店舗目は近所に出そうと思っています。それ以外に気をつけるお店選び、店舗事業の伸ばし方、集客など教えてください。

それなら、4つの「か」だけ覚えてください。

  1. 他人の「勝ち」がある場所
  2. 一番「価格」が安くなる場所
  3. 一番「価値」が高くなる場所
  4. コストを抑える「環境

特に重要なのは、

竹花貴騎
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「売上をどう上げるか」より、
「コストをいかに下げるか」の視点!

他人の「勝ち」がある場所

まずは、「立地」

立地を決めるときは自分で探さず、
「他人の勝ち」に乗っかりましょう。

大手は莫大なお金と時間をかけ調査した上でその場所に出しています。

そこが儲かっている(勝っている)なら、タダ乗りしない手はない。

ポイント

商品は違うけど、近い属性のお客様
ターゲットにしているお店を探す。

一番「価格」が安くなる場所

次に、「価格」

  • 仕入れ
  • 人件費など

どこで一番安く作れるか?を徹底的に考え

たとえば、牛タンや松茸。
海外ではゴミ同然に扱われる国もあります。

それを安く仕入れ、日本で高く売るから儲かる。

一番「価値」が高くなる場所

安く仕入れたら、「価値」が高くなる場所で売る。

竹花貴騎
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僕の会社も同じ!

  • 高単価のドバイなどで案件を取る
  • 人件費の安いパキスタンで制作
  • 右から左に流して、利益率 90%

コストを抑える「環境」

最後は、いかに無駄をなくし、
「効率を上げる環境」を作るか。

売上を追う前に、まず4つの「か」

  1. 他人の「勝ち」がある場所
  2. 一番「価格」が安くなる場所
  3. 一番「価値」が高くなる場所
  4. コストを抑える「環境

特に、「価格」を見直しましょう。

エステサロンだって、本気でやればタイから優秀な人材を日本の1/3の給料で雇えるかもしれない。

ポイント

どれだけ、売上を上げるより
どれだけ、コストを下げるか。

この視点を持てば、利益率は劇的に改善し、
絶対に潰れない強い事業を作れます。

竹花貴騎
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Q
『あなた』がいなくてもお客様が離れない。属人化から脱却し、永続的なファンを生む”コミュニティ戦略”
A

質問者:「動物病院を開業して1年、院長は私1人です。現在の患者さんは全て私についてくれています。今年から獣医師を増やし、私だけでなく病院自体を好きになってもらいたいです。私が現場からいなくなっても好まれる病院を作りたいのですが、病院として好きになってもらうには、どのような点をアピールし、磨くことがポイントでしょうか?

あなたが居なくても好かれる病院を作るには、今ある、あなた個人のブランド力を、病院全体の「コミュニティ」へ昇華させる必要があります。

竹花貴騎
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その為には「お客様同士を繋げる」

なぜ、お客様は離れてしまうのか?

今あなたに、ついて来てくれる患者さんがいるのは、あなたの人柄という「ブランディング」が成功している証拠です。

でも、そこから一歩進むには、

ポイント

あなたが中心にいる状態を壊す決断が必要。

考えてみてください。

①みなさんの税理士は、
クライアント集めてパーティーしますか?

②行きつけの美容室は、
お客さん同士でお茶会とか開いてますか?

していませんよね。

竹花貴騎
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だから、担当者が辞めるとお客様も離れるんです。

人が本当に求めているのは「コミュニティ」

でも、うちの会計事務所では、毎月クライアント交流会をやる。

なぜか?
お客様同士を繋げると、「この繋がりができたのは誰のおかげだっけ?」ってなったとき、うちのおかげになるんです。

そうすると、もう担当者なんて関係ない。
うちに依頼し続けてくれる。

ポイント

人が本当に求めているのは、実はこういう出会いや交流、つまりコミュニティなんです。

だから、あなたがやるべきは、

  1. ペットの飼い主さんを集める。
  2. お勉強会のようなものを開く。

そのあと、

  1. ビールでも出して飲み会するとか
  2. ピクニックをするとか

何でもいいです。

ただの病院から、「コミュニティ」へ

そうやって、お客様同士を繋げる動きをしていけば、あなたが居なくなっても、関係ありません。
お客様は、通い続けます。

なぜなら、動物病院が、ただの病院ではなく、かけがえのない「コミュニティ」になるから。
この感覚が、一番重要です。

竹花貴騎
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Q
なぜ、あの店は高くても売れるのか?価格競争から抜け出す「感情ブランディング」の法則
A

質問者:「カフェ事業でお店のオープン前に、周辺への挨拶回りでコーヒーを配ったり、通勤時に店舗前で少量の試飲を配ったりしています。他に、封筒にアメを入れて送るような泥臭いことでもいいので、アイデアがあれば教えてください。

泥臭い努力もですが、もっと重要なことが2つ

見込み客を溜める「顧客プール」
高くても売れる「感情ブランディング」

①SNSで「顧客プール」を作れ

まず、チラシを配っても、その場限り。
見込み客がストックされません。

そして、新規を取り続ける。
=リピーター維持より、5倍コストが掛かる。

潰れる店は、本当にSNSのプールが弱いです。

じゃあどうするか。

僕なら、
①近所のインスタ(居酒屋)を探す。
②従業員やフォロワーにDMを送る。

その人たちは、あなたの店の見込み客そのもの。
こっちの方が圧倒的に効率がいいです。

ポイント

オープンまでに、近隣住民のSNSフォロワーを1,000人集める。

これが最低限のスタートラインです。

②「感情ブランディング」で受け皿を作れ

次に、集めた見込み客が「ここに行きたい!」と思うための「受け皿」、つまりブランドが必要。

スタバのコーヒーが、ドトールより高いのはコーヒー豆(機能)の差ではありません。

ポイント

「スタバにいる自分」という、感情(エモーショナル)にお金を払っている。

中小企業こそ、感情ブランディングで戦うべき。


そのため必要なのが、ブランドの「方向性」を1つに絞ること。

  • 高級
  • 安い
  • ファミリー向け など、

コンセプトを決めれば、接客、内装、メニューまで、やるべきことが決まります。


最後に、ビジネスは雰囲気で決まる。

ポイント

人は文字を読みません。
「ブランドカラー」を決め、店舗、SNS、ユニフォームまで、全ての色を統一すること。

僕の会社は全て「白」。
色がバラバラだと、ブランドもバラバラになります。

目先の集客に走る前に、

①SNSで見込み客(顧客プール)を作る。
②来たいと思うブランド(受け皿)を作る。

土台があって初めて、あなたのカフェは高くても売れる、地域で唯一無二の存在になります。

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Q
「相場」で戦わない!価格競争を避けて売上を伸ばす2つの営業戦略
A

質問者:「現在、映像会社を合同会社として立ち上げました。最初の1年は収益を見込んでいませんが、やはり最低限の売上は必要だと思っており、どのように営業・集客をしていくのがベストですか?

重要なポイントが2つあります。

  1. 「相場」で戦わない
  2. 「お得感」をわざと演出する

なぜなら、「映像制作」という言葉自体に「ショート動画なら◯円」と、相場イメージが存在するから。

普通に営業すれば、必ず価格競争になります。
周りと比べられるだけで、利益は出ません。

①事業の「前後」を考え、相場で比較されない打ち出し方をしろ

まず、「映像制作」という作業だけを売るな。

「なぜ映像が必要なのか?」、前後を考えると↓

  • SNSに投稿するんだな
  • 集客したいんだな
  • 商品を売りたいんだな

という前後のニーズが見えてきます。

それをまとめて「SNSメディアコンサル」のように、相場がわからないパッケージで提案すること。

ポイント

周りに相場がわかるものは絶対やるな!競合と値段を比較されない、名前や謳い方をする。

②わざと「お得感」を演出する売り方を取り入れろ

次に、売り方です。

上記は、電気屋がよくやる手法。
あなたはどちらを選びますか?

  • 洗濯機(新品)5万円
  • 洗濯機(かすり傷あり)4万円

多くの人が4万円の方を買いますよね。

これを応用します。

❶ 4万円で売りたいなら、まず「5万円」で提示。
❷ その上で、「動画レビューをサイトに載せてくれるなら4万円にします」とオファー。

ポイント

お客さんは「得した!」と感じ、値引き交渉されず、売りたかった価格で契約できる。

ただ、動画を作るのはダメ。
戦略的に「見せ方」「売り方」を工夫しましょう

  1. 「相場」から抜け出す
  2. 「お得感」を演出する
  3. 「価格競争」を避ける
  4. 「利益」をしっかり確保する

4つを意識してビジネスを構築してください。

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Q
価格設定の心理学!顧客単価を1.5倍に引き上げる3つのテクニック
A

質問者:「抹茶の卸売りをしています。価格設定と、商品が3種類ある場合の見せ方についてアドバイスをください。

価格設定に悩んでいるなら、覚えておくべきことがあります。

価格は論理ではなく「心理」で決まるということ。

ポイント

顧客の頭をうまくバグらせて、喜んでお金を払ってもらうテクニックを3つお伝えします。

①プライス・エクスプレッション
(おとり効果)

MIT(マサチューセッツ工科大学)の実験が分かりやすいです。

教科書を、

  • Web版:5,000円
  • 印刷版:10,000円

で売ると、ほとんどの人が安いWeb版を買う。

でも、「Web版+印刷版セットで1万円」という選択肢を加えるだけで、84%がセットを選ぶ。

あなたのビジネスに応用するなら、

  • 抹茶:5,000円
  • 茶菓子:10,000円

ではなく、

  • 抹茶:5,000円
  • 抹茶+茶菓子セット:7,000円
  • 茶菓子:10,000円

と提示すれば、多くの人がセットを選びます。
結果的に単価が上がる。

②正しい「松竹梅」の作り方

次に、3つの価格帯を用意する「松竹梅」
多くの人がやり方を間違えています。

重要なのは、

  1. 「松」と「竹」の差を大きく。
  2. 「竹」と「梅」の差を小さく。

こうすることで、

  1. 一番高い「松」が基準になる。
  2. すると「竹」が割安に見える。
  3. 一番安い「梅」は選ばれにくく。
  4. 売りたい「竹」が売れやすくなる

③バリュー・ハイライト
(ポイントメッセージ)

最後に、競合との差別化も重要です。
その為に「ポイントメッセージ」を作りましょう。

ポイント

これは、特定の人にだけ強烈に刺さるメッセージを打ち出し、価格競争から抜け出すためのテクニックです。

「抹茶A」「抹茶B」と並べても、お客さんは価格でしか判断できません。

でも、明確な「理由」があれば、価格以外の基準で選ぶように。

分かりやすいのが、

「体脂肪が気になる方へ」というお茶。
自動車保険の「20代でお悩みの」も同じ。

お茶なんて、正直どこも味は似たり寄ったり。

ポイント

でも、「体脂肪が気になる」というポイントメッセージがあるだけで、どうなりますか?

体脂肪が気になっている人は、コンビニに行けば、そのお茶を手に取るようになります。

つまり、継続購入の強力な動機付けになる。

正直、本当に効果があるかどうかは別の話。
でも、「買う理由」を付けるだけで、ただのお茶が特別な商品に変わります。

あなたの商品を変える必要はありません。

あなたの抹茶が、

  • 「誰の?」
  • 「どんな悩み」を解決するのか?

この一点を突いた「ポイントメッセージ」を考える。

それだけで、競合と違う土俵で、勝負できます。

ポイント

ただ価格を決めるのではなく、心理テクニックを使い、顧客から「これが欲しい」と選んでくれる仕組みを作る。

これが価格設定の本質です。

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Q
インスタ集客の罠。フォロワー数より大切な“3つのセグメント”とは?
A

質問者:「武蔵野市で子供向けプログラミング教室を運営しています。インスタグラムで「脱スマホ依存、子供をクリエイティブ側に」をコンセプトに発信していますが、2ヶ月でフォロワー67人と結果が出ていません。どのようなコンセプトで発信し、地域の親を集客すればよいでしょうか?

まず、SNSでフォロワー数を伸ばそうとするのは、やめましょう。

発信者が増えすぎた今、重要なのは数ではない。

やるべきことは、顧客を徹底的に「セグメント分け」し、コンセプトとビジネスモデルを見直すこと。

なぜフォロワー数が無意味か。
フォロワー1万人の薄っぺらいアカウントより、武蔵野市に住む親1,000人が集まったアカウントの方が、ビジネスとして圧倒的に強いからです。

そして、その濃いファンを集めるには、顧客の分類、つまりセグメント分けが必須なんです。

①プロフィールセグメント

まず、あなたの集めたいフォロワーを表に書いてください。

②心理セグメントで顧客を分類

あなたの見込み客は、「スマホ依存は危ない」
ということに対して、どの心理状態にいますか?

「無知」な人?
→ まず危険性を「説明」するしかない。

・「無関心」な人?
→ 別の切り口で「訴求」する必要がある。

・「問題意識」がある人?
→ この層に初めて「売る」ことができる。

・「危機意識」が高い人?
→ 質問が来るから「答えるだけ」でいい。

この分類がないから、誰にも響かない発信になる。

③ベネフィットセグメント(3P)で提供価値を決め

最後に人の興味は必ず3つに分類されます。

あなたの教室が提供する価値は、
①「早い・安い」などの、PROCESS
②「高品質・最新」などの、PRODUCT
③「人との関係性」という、PERSONAL

ここを明確にしないと、アピールがブレます。

この3つのうちどれですか?
このセグメント分けを踏まえ、僕ならこうします。

コンセプトを「カフェ」に変える

「プログラミングスクール」って言うから、塾だと思われ敷居が高くなるんです。
「子供プログラミングカフェ」と名乗りなさい。

その方が、お金にシビアなお母さんたちも気軽に来てくれます。

「集団家庭教師型」で商圏を広げる

ドバイのインド人がやってて上手いなと思ったのが、生徒の自宅を塾として使うんです。

「お子さんの授業料を無料にするので、ダイニングを貸してください」と提案する。
これを複数エリアでやれば、家賃ゼロで、商圏を無限に広げることができます。

だから、インスタのフォロワー数という幻想を追うのはもう終わり。
顧客を徹底的に分類し、その上でコンセプトやビジネスモデル自体を尖らせる。

これが、地域ビジネスで勝ち残るための本質的な戦略です。

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Q
顧客単価を上げる前にやるべき「3つの視点」
A

質問者:「エステサロンを運営しており、売上を上げるため顧客単価を上げないといけないと思っています。しかし、エステはレッドオーシャンでこれといったアイデアがありません。どのようなことを強みにして単価を上げればいいでしょうか?」

1. 短期的な売上ではなく、
LTV(顧客生涯価値)で考える

まず、売上より利益構造をしっかりすること。

エステや美容院のようなビジネスは、短期的な売上より、LTV(Life Time Value)という指標で考える必要があります。

利益の基本は、
・SPA(1購買あたりの売上)
・CPA(1購買あたりのコスト)
・PPA(1購買あたりの利益)の3つです。

例えば、
・1回あたりの売上(SPA)が1万円。
・広告費など獲得コスト(CPA)が1万2,000円。
・この時点で、2,000円の赤字です。(PPA)

でも、お客様は1回で終わらずリピートしますよね。
仮に4回リピートで、LTV(生涯売上)は4万円。

そこに、顧客獲得単価(CAC)の1万2,000円を差し引くと、PPC(顧客一人あたりの利益)は2万8,000円。

なので単発売上より、LTVをどれだけ長くするか。
PPCを高める施策を考えるのが、特に店舗ビジネスの基本です。

短期的な収益より、長期的な管理をしましょう。

2. 単価を上げる前に、
コストを下げる交渉をする

利益を上げる上で、

・お客様に単価アップをお願いするより、
払っているコストを下げる交渉の方が簡単です。

なぜなら、お金を払う側の方が、もらう側より交渉上有利だから。

お客様に「商品の価格を上げさせてください」と交渉するより、仕入れ先に「単価を下げてください」と交渉する方が、利益を上げるのは楽です。

例えば、僕が買収したレストランは、クレカ会社に支払う手数料を3%から1.7%に下げました。

交渉を重ねたら、年間で約600万円の利益が生まれたんです。

これは、お客様一人ひとりの単価を上げるよりも、どう考えても楽ですよね。

なので、まずやるべきは、お客様に価格を上げる交渉より、あなたがどれだけコストを下げられるかという交渉です。


3. 「何かを下げる」ことで「強み」を作る

単価を上げるには、必ず「強み」が必要です。

そして、強みは「何かを下げる(=捨てる)」まで生まれません。

  • IKEAは、家具のコストを分解し「組立」をお客様にやってもらうことで低価格という強みを作りました。
  • 焼肉屋は、お客様が自分で肉を焼くので、ホール人件費が半分くらいで済む。
  • セルフのガソスタセブン銀行も、店舗や人にかかる固定費をなくし、安さという強みを作っています。

このように、何かを削るまで、絶対に強みは生まれません。
そして、強みがない限り、お客様は多くお金を払う理由がない

まずは、競合が何にコストをかけているか分析し、「AとBは諦めて、Cに特化しよう」というように、何かを下げて強みを作りましょう。

例えば、「家賃」を削りプライベートサロンにし、その分「人」に投資。
マンツーマンで質の高いサービスを強みにする。

何かを下げるまでは、何も上がらない。
これがビジネスの基本です。

まず、何を下げられるか考えましょう。

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Q
【人脈ゼロからの起業】顧客の本音(インサイト)を突く、誰も教えてくれない驚愕の営業テクニック3選
A

質問者:「ホームページ制作やWebデザインで独立起業しましたが、人脈が何もなく不安です。営業方法やマネーネジメントスキルについて、何かアドバイスをいただけないでしょうか?」

まず、起業に人脈なんていらないですよ。

そもそも人脈なんて本当に鼻くそみたいなもの。

起業すると「いろんな人脈が助けてくれる」と思うかもしれないけど、人が助けてくれることなんてないですから。

誰一人、あなたの成功なんて望んでないし、興味ないから人脈なんて絶対に作らない方がいい。

起業したときは、一人で黙々とパソコンに向かって作業するのが一番いいと思います。

その上で、営業方法についてお話しします。

どんな事業もそうなんですけど、必ずお客様には「インサイト」というものがあります。

インサイトとは本音」のことです。

成功しない人は「建前」を信じてしまう。

例えば、お客様アンケートで「スマホは安い方がいい」って声を聞いたら?

“価格を安くすれば売れる”って思いますか?

でも、電力会社や携帯キャリアは安くなると分かっていてもほとんどの人は変えないですよね。

それは、その人の本音は「安さ」じゃないから。

その人の本音はもっと別にあって

  • 「もっといい商品はないか?」
  • 「手間はかからないか?」

など、あなたのことを疑っていて、最終的に「損したくないから何もしない」というのが本音なんです。

だから「安い」とか言っても絶対に売れない。

大事なのは、あなたがホームページを売りたいなら、ホームページを売る相手が

  • 「誰なのか」
  • 「何を求めているのか」

ここを知らないでいくらテレアポしようが、飛び込みしようが、何をしようが絶対に無駄。

僕なら、お店にSNSでDMを送ります。

そのとき、本音を突いた、裏技的な方法を使う。

具体的な営業手法 3選

お店が常に求めているのは、お客様からの「予約」じゃないですか。カフェのインスタに「ホームページ作ります」ってDM来ても返信しないですよね。

でも「◯月◯日、2名空いてますか?」って来たら?

予約だと思い「空いてます」って返信する。

返信した瞬間、インスタのシステム的にDMが「メインフォルダー」に移る。すると通知が行くようになる。

だから、お店から「空いてますよ」って返信あれば、過去のメッセージを消して、新しく「実はホームページをやってるんですけど…」とか送る。

こうすると必ずポップアップで通知が出て、絶対的に読まれやすくなります。

正直、カフェとか企業の公式アカウントにDMを送ってもほとんど返信はない。

でも、個人や一般人のSNSにDMを送ると、何気に反応あるんです。

お店のアカウントがフォローしている人達。

店長やスタッフさん個人に、わざと「今のバイト先にこのホームページを紹介して導入してもらえたら、毎月あなたに何千円のキックバックがもらえます」と伝える。

キックバックあるなら動くでしょ。

すると、その人がキックバック欲しさに「ホームページやりませんか?」ってオーナーに言ってくれたりする。

皆さん、知らない番号から着信があったら、その電話番号をGoogleで検索しませんか?

電話番号ってSEOに強いんです。

だから、自分の番号でわざとワン切りする。

出ない前提で。

ワン切りされた人は着信が残るから、その電話番号を検索して、あっちからブログとかに来てくれる。

さらに、電話番号の口コミサイトに「誰かと思ってかけ直したら、私が委託している制作会社でした。ここ結構おすすめですよ」

みたいな口コミがあれば、これ一個ブランディングになるじゃないですか。

こういう風に、相手の次の行動も読み取ってやるっていうのも一個のインサイト。僕だったらこういう形で営業していきますね。閉じる

Q
会社を高く売るための禁断の一手…それは「リストラ」
A

質問者:「システム会社を数年以内に売却し、ドバイに移住予定です。気をつけるべきこと、また売却額を少しでも高くするためにするべきことは何ですか?」

気をつけるべき税金のポイントと、売却額を上げるための禁断の一手があります!「リストラ」です。

【①気をつけるべき税金の話】
まず、税金から。会社を売ったときの税金は、株式譲渡税15%と住民税5%です。ここで重要なのは、住民税は「1月1日の住所地」で課税されるということ。

もし2025年に会社を売るなら、2025年のうちに海外移住を完了させてください。そうすれば、2026年1月1日にあなたの住所は日本にないので、住民税の5%はかからず、15%だけで済みます。これだけで数百万、数千万単位で手残りが変わります。

【②売却額を高くするための禁断の一手】
次に、どうやって売却額を上げるか。綺麗事抜きに言います。リストラしてください。これが現実です。

会社の価値は、利益の何倍か(例えば5倍)で決まります。
例えば、あなたの会社の利益が1億円なら、売却額の目安は期待値も込めて5億円。ここで、年収1,000万円の社員を1人リストラしたらどうなるか?利益は1億1,000万円になります。すると、会社の評価額は5.5億円になる。

たった1,000万円の人件費を削るだけで、会社の価値は5,000万円も上がるんです。もし10人切れば、利益は2億円になり、評価額は10億円。一気に5億円も上がります。企業価値を最大化するというのは、会社にいる不要な「はしご係」のような人材を整理することなんです。

だから、まず税金のルールを理解して、賢く移住のタイミングを計ること。そして、売却前には感傷的にならず、利益を最大化するためにコスト(人件費)を徹底的に見直すこと。これが、会社を最も高く売るための、冷徹ですが合理的な戦略ですよ。閉じる

Q
出費を利益に変える発想:会計も不動産も「使うもの」は全部自社でやる
A

質問者:「なぜ会計事務所もやろうと思ったんですか?」

会社をやっていれば必ず発生する「出費」を「利益」に変えるためです。

考えてみてください。会社を作ったら、必ず会計が必要で、税理士を雇いますよね。それって、毎月出ていく「出費」じゃないですか。

その出費がもったいないならどうするか。自分たちで会計事務所を買収するか作ってしまえばいい。「俺らのMDSの会計事務所を作っちまおう」と。それが理由です。だから今、うちの会社は会計費なんて1円も払っていません。

不動産も全く同じ理屈です。ドバイで不動産を売ったり買ったりするたびに、高い手数料がかかる。だったら、自分たちで不動産会社を持ってしまえば、エージェント費用を払わなくて済むよねって。

結局、こういう風に「どうせ使うものは、全部自分たちでやる」という発想なんです。これはもう、資本勝負っすね。このやり方なら、絶対に出費が出ないから負けない。むしろ利益しか上がらない。僕のビジネスは、この繰り返しだけですよ。閉じる

Q
あなたはまだ搾取される側?会社員と個人事業主の「コーヒー1杯」の経済格差
A

質問者:「節税を考えるなら個人事業になるべきでしょうか?」

個人事業主や、合同会社は絶対に作るべきです。

なぜなら、会社員と/合同会社では、同じ100円のコーヒーを飲むという行為ですら、経済的な意味が全く違うからです。この仕組みを驚くほど多くの人がわかっていません。

考えてみてください。

  • 会社員が100円のコーヒーを買うとき。給料で125円 稼いで、税金を25円引かれ、残った100円でやっとコーヒーを買う。手元に残る貯金は0円です。

  • 個人事業主や法人の場合。125円稼いで、そのコーヒーを「会議費」などの経費として100円で買う。すると利益は25円。この25円に対して税金(約5円)がかかって、手元には20円が貯金として残る。

どうですか?同じ100円のコーヒーを飲んでいるだけなのに、会社員は貯金0円、個人事業主は20円貯金できる。この差が毎日、毎年積み重なっていくんですよ。

そして、この一番大事なことを、学校教育では絶対に教えません。当たり前ですよね。国は皆さんからしっかり税金を取らないといけないんだから。この構造に気づかない限り、あなたは一生「搾取される側」のままです。だから自分を守るために、賢くならなきゃいけないんです。閉じる

Q
ビジネスは「止血」がすべて!売上よりコスト削減で利益を最大化する経営術
A

質問者:「竹花さんがビジネスで大事にしてることは?」

『止血』です。とにかく血を止めること。これに尽きます。

みんな売上を上げることばかり考えますが、もっと簡単な方法がある。コストを下げれば、その分まるまる利益になるんだから、それだけで金持ちになれるんですよ。普通に。

うちの会社が一番わかりやすい例です。以前、日本人を雇ってたとき、100人で月3,000万円の人件費がかかってた。でも、これをフィリピンやパキスタンでの現地雇用に切り替えたら、同じ100人でも、人件費は300万円。

毎月2,700万円の利益が上乗せされたのと同じですよね。

だから俺は毎回「止血しろ」って言い続けてるんです。ビジネスは人間と一緒で、血さえ出てなければ死なないんですよ。だから、まず止血する。売上を追う前に、コストという名の出血を止める。どんだけコストを下げられるか。ここに集中して経営やったら、絶対に失敗することはないです。閉じる

Q
相手が「欲しい」と言う営業術
A

質問者:「ドバイで日本の抹茶を輸入しています。カフェやレストランに使ってもらうには、どのような方法で営業すればいいですか?」

抹茶を売りたいなら、まず「抹茶いりませんか?」という営業を今すぐやめること。やるべきは、データで売ることです。

考えてみてください。カフェのオーナーからすれば「新商品あります」なんて言ってくる業者は山ほどいる。A社もB社も同じです。彼らが話を聞きたいのは、自分たちの店の売上を上げてくれる具体的な「提案」をくれる業者だけなんです。

だから、「抹茶いりませんか?」は最悪の営業トーク。そうじゃなくて、こう言うんです。
「うちの抹茶でメニューを作った他のカフェでは、客単価が〇〇円上がって、これだけ売上が伸びています。このデータ、興味ありますか?」と。

あなたの抹茶を売ることが目的じゃない。「御社の売上を上げるために、うちの抹茶を使いませんか?」という、完全に相手のメリットを提示する売り方をするんです。

そうすれば、立場は逆転します。あなたのスタンスは「抹茶で◯◯万円儲かります。欲しいですか?」になる。あなたが「買ってください」とお願いするんじゃなくて、相手が「その抹茶、どうすれば手に入りますか?」と聞いてくる。相手の方から「欲しい」と言わせる。これがプロの営業ですよ。閉じる

Q
競合と戦うな!差別化と集客を成功させる2つのフレームワーク
A

質問者:「プライベートヘアサロンをオープンしますが、近くに競合が2店舗あります。どのように差別化すればいいですか?また、チラシの反応もありません。」

競合がいる中でどう差別化するか?まず絶対に覚えておいてほしいのは「競合と戦わない」ことです。そのための武器として、2つのフレームワークを使いましょう。

まず、自分の強みが分からないなら「戦略キャンバス」を書いてください。「価格」「接客」「立地」「流行」「スピード」「オプション」といった要素を横軸に並べ、自店と競合2店舗がそれぞれどの位置にいるかを評価して、線で結んで可視化するんです。

これをやると、自分たちが勝負すべき「空白のエリア」が一目で分かります。例えば、1,000円カットのQBハウスは、このフレームワークで見ると「価格」「スピード」に特化して、他の要素を捨てているのがよく分かる。彼らは、絶対に競合と競争しない独自のマーケットで戦っているから、長く収益を上げられているんです。

次に、チラシの反応がないのは、基礎的な型ができていないからです。まず、人の視線は必ず「Z」の形で動く。これに合わせて「AIDA(アイダ)の法則」

  • A(Attention:注意)
  • I(Interest:興味)
  • D(Desire:欲求)
  • A(Action:行動)

この順に情報を配置しないと意味がありません。左上にいきなり電話番号を載せても、誰も見ないでしょ?

そして、中身は「GDTs」の構造で作る。

  • G (Goal):「1ヶ月で8kg痩せました!」という魅力的なゴール
  • D (Data):「300人中270人が達成」という客観的なデータ
  • T (Trust):「ベストボディジャパン優勝者が教える」という信頼・権威性
  • s (Safety):他の生徒さんの声などで安心感を与える

この基礎が分かっていないと、チラシを何百枚配ろうが全てゴミになるだけです。感覚で勝負する前に、まずこの「戦略キャンバス」で立ち位置を決め、「AIDA」と「GDTs」でチラシを作り直す。これがプロのやり方ですよ。閉じる

Q
「手当が厚い会社」は要注意!経営者が知るべき給料の決め方
A

質問者:「給料の決め方はどうすればいいですか?」

もちろん利益が出ていることが大前提ですが、基本給をできるだけ低く抑えて、その分手当を厚くする。これしかないです。

なぜなら、ボーナス(賞与)や残業代といった、会社にとって大きな変動費は、すべて「基本給」をベースに計算されるからです。ここをコントロールすることが、会社側の支払いリスクを抑える上でめちゃくちゃ重要なんです。

例えば、従業員に月給30万円を支払うとします。

  • ダメな例は、基本給を30万円に丸々設定してしまうこと。これだと、ボーナスが月給の2ヶ月分なら60万円、残業代もこの高い30万円をベースに計算されてしまいます。
  • 賢いやり方は、例えば、基本給を15万円に抑え、家賃手当5万円、家族手当5万円、通勤手当5万円のように、手当を積み増して合計30万円にする。こうすれば、ボーナスは基本給15万円の2ヶ月分で30万円。残業代の計算ベースも半分で済む。会社側の負担が劇的に軽くなるのが分かりますよね。

しかも、このやり方にはもう一つ大きなメリットがあります。万が一、業績が悪化した時に、基本給を下げるのは労務問題になりかねませんが、手当のカットなら文句は言えません。

転職サイトで「うちは手当が厚いですよ!」ってアピールしている会社があるでしょ?あれは裏を返せば、いつでもカットできる調整弁をたくさん持っているということ。低いリスクで雇用するための、経営者の知恵なんですよ。閉じる

Q
税金5,000万円が2,000万円に?資産は「会社」で買って売れ!
A

質問者:「投資用マンションを購入したいのですが、数年で日本から移住したいとも思っており、節税に悩んでおります。どうすればいいですか?」

将来、海外移住などで資産を売却する可能性があるなら、答えは一つです。個人で買うな。その資産を「会社」で買って、売る時は会社ごと売れ。これが最強の節税術です。

なぜか?個人で資産を売って得た利益(譲渡所得)と、会社(の株)を売って得た利益(株式譲渡所得)では、かかる税率が天と地ほど違うからです。個人だと最大55%くらい持っていかれるけど、株ならたったの約20%。この差を知らないのは致命的です。

例えば、1億円で買ったマンションが数年後に2億円で売れたとしましょう(利益は1億円)

  • もし個人で売ったら、その利益の半分、約5,000万円が税金で消えます。
  • でも、会社で買って、その会社ごと売ったらどうなるか?同じ1億円の利益でも、税金は株の譲渡益にかかる約2,000万円で済むんです。手元に残る金が3,000万円も違うんですよ。

このやり方は不動産だけじゃありません。車やウイスキーみたいに、将来値上がりが期待できる資産なら何でも使えます。店舗経営でも同じこと。将来売却する可能性がある店舗は、1つの会社で全部持つんじゃなくて、1店舗1法人で作っておく。そうすれば、売りたい時にその会社ごと売るだけで、税金が劇的に安くなるわけです。

だから、資産を買う時から「出口戦略」を考えておくのがめちゃくちゃ重要なんです。資産は「会社」という器に入れて売る。これが、賢い人間がやっている本質的な節税です。閉じる

Q
銀行が売っているのは「お金」じゃない?賢い人が知っている【いい借金】の正体
A

質問者:「キングコングの西野さんの動画で「いい借金」という説明があったのですが、まだ借金の何がいいのか理解できません。分かりやすく知りたいです。」

まず、借金には2種類あります。浪費に使うだけの「悪い借金」と、未来にお金を生み出すための「いい借金」です。

「いい借金」の本質を理解するには、まず銀行が何を売っているかを知る必要があります。銀行が売っているのは「お金」じゃない。彼らが売っているのは「時間」なんです。そして、賢い人はその時間を買うために借金をします。

例えば、あなたが毎月100万円貯めて、1,200万円必要な事業を始めるとします。これだと丸1年かかりますよね。でも銀行から借りれば、今すぐ始められる。この1年という時間を買えるのが「いい借金」の価値です。

投資の世界では、もっと面白い使い方ができます。
例えば、あなたが自己資金1億円を持っているとします。これを年利8%の高リスクな商品で運用すれば、年間800万円の利益が出ますが、結構怖いですよね。

ここで「いい借金」を使います。
その1億円を担保に、銀行から7,000万円を借りる。すると、元手は1.7億円になります。
この1.7億円を、もっと安全な年利5%の低リスク商品で運用する。そうすると、年間の利益は850万円になります。ここから銀行に金利を払ったとしても、手元には同じくらいの800万円が残る。

結果、どうなりましたか?手にするリターンは同じなのに、運用リスクは8%から5%に下げることができた。リスクを低めるために借金をしているんだから、これは最高の「いい借金」でしょ。ちなみに、これを専門用語で「ロンバード・レンディング」と言います。

だから、ただ「借金=悪」と考えるのは思考停止です。時間を買ったり、リスクをコントロールしたりするために戦略的に使う借金は、ビジネスや資産形成を加速させるための強力なツールになる。これが「いい借金」の正体ですよ。閉じる

Q
インスタで「売ろう」とするな!集客を成功させる【IODの法則】とは?
A

質問者:「インスタ集客で増やしたいのですが、ストーリーとリール、どちらを強化するべきでしょうか?」

新規顧客を集めたいならリール、既存のフォロワーを濃いファンにしたいならストーリー。これがインスタ集客の基本鉄板です。

ただし、その前にもっと大事な大前提があります。それは、そもそもインスタで「売ろう」としてはいけない、ということです。

多くの人が勘違いしてるんですが、インスタを見てる人って「何かを買おう」と目的を持って見てるわけじゃない。「なんとなく」時間を潰している「潜在層」なんです。Google検索のように目的意識がハッキリしている「顕在層」とは全く違う。この潜在層に対して、いきなり価格や商品の詳細をぶつけても響かない。むしろ嫌われるだけなんです。

じゃあ、インスタで何を投稿すればいいのか?答えは「IOD」の3つです。

  • I (Information):役立つ「情報」(例:「秋の美容はこういうことに気をつけて」)
  • O (Opinion):あなたの「意見」(例:「私はこう思う」と共感でファンを作る)
  • D (Daily):あなたの「日常」(例:「今日は家族とご飯食べてるよ」)

発信するのはこの3つだけ。「何パーセントオフ」みたいな売り込みは絶対にNGです。IODを徹底してファンを作り、たまに「インスタライブやります」「新商品が出ます」といった告知を挟む程度にする。その際も価格は載せず、リンクを貼るだけです。

特にストーリーは、1日に複数投稿できるので、日常の投稿の中に告知を一つ混ぜ込むことで「広告感」を極限まで薄めることができます。これが一番重要なんです。

なので、インスタの役割は「商品を売る場所」ではなく「ファンを作る場所」だと理解してください。その上で、新規獲得の入り口としてリールを、ファンとの関係構築のためにストーリーを使い分ける。これがインスタ集客を成功させるための法則です。閉じる

Q
医療従事者だから医療系で起業?その固定概念があなたの可能性を潰す
A

質問者:「自分でお金を生み出すことができない医療従事者ですが、医療系で何か起業のアイデアなんてありますか?」

まず、その考え方がいけません。「私はこうだから、こうだ」っていう固定概念。それこそが、あなたの可能性を一番潰している原因です。

俺なんて見てみてください。決済業界もやってるし、会計事務所も、不動産業も、IT開発も、飲食店も、果てはクラブまでやってる。もし俺が「自分は〇〇の専門家だから、これしかやらない」なんて言ってたら、こんなに多くの事業は絶対にできてないでしょ。

つまり、自分の可能性を自分で狭めちゃってるんです。「自分はお金を生み出せない医療従事者だ」って決めつけてるから、その枠の中でしかアイデアを探せなくなっているんです。

大事なのは、口癖を『だから』から『かもしれない』に変えることなんです。「私はこうだから、こうするしかない」じゃなくて、「私はこうだけど、こんなこともできる“かもしれない”」って考える。この『かもしれない』で生きないと、世の中何も進まないし、何より人生が楽しくないじゃないですか。

だから、具体的な起業アイデアを探す前に、まずは「〜だから」っていう決めつけを今すぐやめること。やってみたら、意外なことが楽しかったりするもんです。世界はもっと広いですよ。閉じる

Q
ビジネス再起の鉄則!年商1億までは「他人のフンドシ」で相撲をとれ
A

質問者:「従業員の横領などあり、自己破産寸前です。この状態から何をすれば周りの友達、従業員も稼がせられるようになるのでしょうか?」

自己破産寸前の状況から再起したいなら、まず「周りを稼がせる」なんて甘い考えは今すぐ捨ててください。何より先に、あなたが自分の力でしっかり立て直すのが先決です。

そのための鉄則は、年商1億までは「他人のフンドシ」で相撲をとること。これしかありません。

まず、横領なんてビジネスやってりゃ必ずあります。僕だって4,500万円やられましたけど、そんなものは全部ひっくるめて「経費」として見るしかない。厳しいようですが、それが現実です。そんな状況で他人の心配をしている場合じゃないんですよ。

そして、なぜ「他人のフンドシ」なのか?みんなすぐに新しいアプリだのサービスだの、自分で何かを創り出そうとしますけど、それが一番の間違い。ゼロから何かを生み出すのは、金も時間もかかるし、リスクが高すぎるんです。

ビジネスを立て直すには、もっと泥臭くて確実なステップがあります。

  • STEP1:年商1億まで → 他社の商品を売る(代理店)
    「ホームページを売ってくるからレベニューシェアしてよ」みたいに、すでにある他人の商品を売らせてもらうんです。これが一番簡単で早く稼げる方法。とにかく、これで年商1億まで行きなさい。
  • STEP2:1億から10億まで → 商品をパクって自社商品を作る
    他人の商品を売って、それが本当に売れるとわかったら、「じゃあ自分で作っちゃった方がよくね?」ってなるでしょ。世の中にあるものを同じように作って、利益率を上げるんです。
  • STEP3:10億から100億以上 → ここで初めて自社での新商品開発
    この段階になって初めて、世の中にない新しいものを開発することを考えればいい。

最初から「新しいものを生み出したい」なんて夢みたいなことは考えないこと。まずは、他人の力を借りてでも確実に稼ぎ、自分を立て直す。話はそこから。閉じる

Q
事業成功の最大の要因はマーケティングではない。
A

質問者:「事業が成功する一番の要因は、やはりマーケティングですか?」

マーケティングじゃないです。答えはシンプルで「改善を伴う継続力」です。ただ続けるだけじゃダメで、改善しながら続ける。これに尽きます。

昔から「うさぎと亀」の物語があるじゃないですか。「継続が大事だよ」って、先人たちがわざわざ物語にしてまで残してくれてるのに、なぜか多くの人はそれができない。不思議に思いませんか?

僕がやってる事業なんて、正直なところ誰にでもできることなんですよ。でも、誰もやらない。なぜなら、誰にでもできることを、誰にも真似できないレベルで継続しているからです。ここに圧倒的な差が生まれるんです。

もちろん、ただ思考停止で同じことを繰り返すだけでは意味がない。「改善のない継続」を続けるやつは無理です。常に良くしようと考えながら、愚直にやり続ける。この地味で泥臭いことこそが、最強の参入障壁になるんです。

だから、小手先のマーケティングテクニックを追いかける前に、「誰にも真似できないレベルで改善しながら継続する」という覚悟があるかどうか。事業が成功するかどうかの本質は、そこにあるんだと思います。閉じる

Q
マネジメントで重要な3つの極意
A

質問者:「マネジメントで大事なことは何ですか?」

マネジメントで大事なことは、3つに絞られると思います。「自分が一番働く」「嫌われる覚悟を持つ」そして「ビジョンで人を動かす」ことです。

まず一つ目は、何より自分が一番働く。
自分が狂ったように働いていれば、部下も「あの人があれだけやってるんだから、言われてもしょうがないな」って納得するじゃないですか。口で言うだけじゃなくて、行動で示すのが一番効くんですよ。

二つ目は、部下に嫌われることを恐れないこと。
僕は、人に好かれようと思って仕事したことなんて一度もないです。全員に好かれるなんて無理だし、仲良しこよしでやっても組織は前に進まない。むしろマネージャーは「嫌われるのが正解だ」くらいの覚悟を持った方がいいと思ってます。

そして三つ目、これが一番大事かもしれないですけど、ビジョンで人を動かすこと。
自分が何を大事にしているかをちゃんと言葉にして共有する。これこそが経営であり、マネジメントの本質だと思うんです。うちの場合だと「自由と多様性」ってキーワードをずっと言ってるんですよ。これは僕自身が「人生が仕事中心なのはおかしい」ってずっと思ってたから。こういう旗印が一個あると、人はついてきやすいですよね。

だから結局、好かれるとか嫌われるとか小さいことは気にせず、自分の行動とビジョンでチームを引っ張っていく。これが一番のマネジメントなんじゃないですかね。閉じる

Q
モノを売る極意はIQよりEQ!「北風と太陽」に学ぶ、客が勝手に買っていく仕組み
A

質問者:「物の売り方を教えてください。」

IQ(頭の良さ)で売ろうとするのをやめること。本当に大事なのは、EQ(心の知能指数)の高さです。

考えてみてください。あなたは誰かに「説得」されてモノを買いたいですか?違いますよね。みんな、自分で「納得」して買いたいんです。そして、その「納得」を引き出すのに必要なのが、難しい理屈を並べるIQではなく、相手の感情を動かすEQの力なんです。

例えば、「これはプラズマテレビです」と言われても、何が良いのかサッパリ分からない。これはIQ的な売り方です。でも、これをEQの言い方に変えるとこうなる。「3年しか使えないテレビと、15年使えるテレビ。どっちがいいですか?」。これなら、誰でも一瞬で価値がわかりますよね。

有名な「北風と太陽」の話と同じです。北風のように無理やりコートを脱がせようとしても(=説得)、旅人は頑なになるだけ。でも、太陽がカンカン照りになれば(=納得できる状況を作る)、旅人は暑いから勝手にコートを脱ぐじゃないですか。

ビジネスもこれと一緒で、売りつけるのではなく、客が自然と「欲しい」と思って、勝手に買っていく仕組みを作ることが何より重要なんです。だから、商品のスペックを並べ立てるIQ的なアプローチではなく、相手の感情に寄り添い「これがいい」と納得させるEQ的な売り方を意識する。これがモノを売るための極意ですよ。閉じる

Q
フリーランスより法人が絶対有利!「経費・信頼・仕組み化」3つのメリットを解説
A

質問者:「フリーランスと法人、どっちの方がいいですか?」

絶対、法人の方がいいです。理由は大きく3つあります。

まず一つ目は「経費」の範囲が圧倒的に広いこと。
フリーランスだと、事業に「直接」関係するものしか経費として認められません。でも、法人ならその関連性の範囲がグッと広がるので、基本的には全部経費にできるんです。この差はめちゃくちゃ大きいですよ。

二つ目は、「根拠のない信頼」が手に入ること。
不思議なもので、同じ15万円の見積もりでも、フリーランスから出されると「高いな」と感じるのに、法人からだと「ああ、安いな」ってなりませんか?これが信用の力です。ビジネスをやる上で、この「法人」という信頼は強力な武器になります。

そして三つ目は、「仕組み化」できること。
例えば、凄腕の寿司職人が個人で1,000万円稼いでも、それはその人がいないと成り立たない。でも、法人は「どのアルバイトを雇っても毎月100万円の売上が上がる仕組み」を作ることができる。ビジネスとしての価値や安定性を考えたとき、属人的なフリーランスより、組織として収益を上げていく方が絶対に有利なんです。

だから、税金面での「経費」、取引での「信頼」、事業での「仕組み化」。この3つのメリットを考えたら、答えは明らかなので、本気で事業を大きくしたいなら、選ぶべきは法人一択ですね。閉じる

Q
インスタ更新が減ったのはなぜ?個人の発信力に依存しない事業への転換
A

質問者:「最近インスタの発信、少なくないですか?」

そうですね。それは、僕が個人の発信力に依存する事業モデルを、意図的にやめたからです。

確かに、これまで僕が発信すれば会社の売上は上がりました。でも正直に言って、SNSからの売上なんてたかが知れてる。規模が小さいんですよ。それよりもっと根本的な問題は、社長のSNSがないと売上が作れないなんて、経営者として失格でしょ?ってこと。そんな不安定な状態では、会社は本当の意味で大きくはなれません。

だから、数年前に決めたんです。「もう俺はInstagramを事業に使わない」と。僕個人の影響力に頼るのではなく、事業そのものが、会社の組織として自走できるように、舵を大きく切ったんです。

なので、インスタの更新が減ったのは、サボっているわけでも、人気がなくなったわけでもなく、むしろ事業が次のステージに進んだ証拠なんです。個人の力に頼らない、より強固なビジネスを作るための戦略的な選択です。閉じる

Q
税金400万円が100万円に?月収100万円フリーランスが今すぐ法人化すべき理由
A

質問者:「おかげ様でフリーランスになり月収100万円超えました。ただ、税金がやばいので節税を教えてください。」

僕だったら、今すぐフリーランスをやめて法人化しますね。

なぜなら、年収1,200万円のフリーランスだと、税金で300万とか400万とか平気で持っていかれるでしょ。稼いでも稼いでも、累進課税で税率が上がっていくだけ。それはまるで、穴の空いたザルに水を流し込んでいるようなものだからです。

法人化すれば、そのザルを頑丈な樽に変えられます。例えばこうです。

  1. まず、10万円くらいで合同会社を作る。
  2. 自宅兼オフィスとして家賃30万円の物件を借りれば、年間360万円が経費になる。
  3. 旅費規程を作り、出張1日あたり1万円の日当を出す。年間50日出張すれば50万円が経費
  4. 母親や奥さんを役員にして、それぞれに役員報酬を年間100万円ずつ払う。これで300万円が経費
  5. これだけで経費は710万円。さらに接待交際費や水道光熱費で100万円使ったとして、合計810万円が経費です。

これで課税所得は400万円弱。法人税率(約25%)をかけても、税金は100万円くらいに収まる。さっきまで400万円払っていたのが、一気に100万円になりましたよね。

多くの自称経営者やインフルエンサーは、稼ぐことばかり考えて、この「守り」の知識が全くない。でも、稼ぐ前に守りを固めないと、お金は永遠に貯まりません。覚えておいてください。「税金は、無知に対する罰金」なんです。閉じる

Q
町の車の修理屋さんの未来は?月500円の「洗車サブスク」で勝ち残る戦略
A

質問者:「これからの町の車の修理屋さんは、今後どうなると思いますか?」

生き残るために一番大事なのは「どうやってお客様を呼び込むか」というマーケティング思考です。具体的には、集客用のサブスクを導入すべきだと思いますね。

考えてみてください。修理屋さんのメインの儲けって、車検とか大きな修理ですよね。でも、そんなデカい修理って、そんなに頻繁に起きるもんじゃない。ただ待ってるだけじゃ、お客様の取り合いになるだけです。だから、いかにして「何かあった時に、一番に思い出してもらえる存在」になるかが重要なんです。

そのための戦略が「洗車サブスク」です。
例えば、月額500円で洗車し放題のサブスクがあったら、皆さん入りませんか?たぶん入りますよね。このサブスクの目的は、洗車で儲けることじゃない。月500円という破格の値段で顧客との接点を増やし、頻繁に来店してもらうための「撒き餌」なんです。そうやって関係性を作っておけば、いざ大きな修理や工事が必要になった時に「じゃあ、いつものあそこにお願いしようか」ってなるじゃないですか。

だから、大きな修理で儲けるために、あえて利益度外視の集客用サブスクで顧客を囲い込む。この戦略的な発想こそが、これからの町の修理屋さんが勝ち残っていくために、絶対に必要だと思いますよ。閉じる

Q
自己流で事故らないための営業術3選
A

質問者:「営業スクールに入ろうと思いますが必要ですか?(3ヶ月90万円)」

営業スキルを学ぶことは絶対に必要です。ただ、3ヶ月で90万円が高いかどうかは別として、一番NGなのは「自己流」でやること。断言しますが、自己流は100%事故ります。

なぜなら、営業は根性論やセンスでやるものではなく、勝つための明確な「型」が存在するからです。その型を知らずに戦うのは、武器を持たずに戦場に行くようなものです。

例えば、代表的なものを3つ紹介します。

  1. バジェット・リプレイス
    これは、お客さんに新しい予算を作ってもらうんじゃなくて「今お使いの広告費の、この部分をうちにください」と提案するやり方です。ゼロから予算を作らせるより、既存予算の奪い合いに持ち込む方が圧倒的に楽なんです。
  2. マーケットを濁す
    「動画制作」みたいにググればすぐ相場がわかるもので勝負しないこと。「トータルメディア運用」のように、複数のサービスを組み合わせて相場がわからないパッケージ商品として売るんです。これで価格競争から抜け出せます。
  3. マーケットをリプレイスする
    安いものが求められる市場で戦うのではなく、商品を置く市場自体を変えるんです。例えば、ただのアクセサリーを「結婚指輪」のように、高価なことが価値になる「プレゼント市場」に持っていく。戦う場所を変えるだけで、商品の価値は全く変わります。

どうですか?これらは営業の「型」のほんの一部です。こういう戦略を知らずに自己流で突っ込むから、みんな失敗するんです。だから、営業を学ぶこと自体は必須。ただし、そのスクールがこういう本質的なことを教えてくれるのかは、しっかり見極めた方がいいですね。閉じる

Q
「上場は貧乏人がするもの」その真意とは?
A

質問者:「インスタの投稿で見た『上場は貧乏人がするものだ』とはどういう意味でしょう?」

多くの人が勘違いしてるけど、上場はゴールでも何でもなく、単なる「資金調達の一つの方法」に過ぎないということです。もっと言えば、自分でお金を持っていない会社がやる選択肢なんですよ。

もちろん、上場にはメリットもあります。いろんな人から資金が集めやすくなるし、社会的な「信頼」も上がる。でも代償として、経営がめちゃくちゃ動きづらくなるという致命的なデメリットがある。なぜなら、短期的なリターンを求める株主(投資家)たちの意見に、いちいち縛られることになるからです。

一番わかりやすいのが森ビル。彼らは上場してないでしょ。なぜなら、何十年もかけて土地を買い漁って、最後にドッカーンと大きなビルを建てるという超長期的なビジネスだから。もし株主がいたら、「早く利益を出せ」と突き上げられて、事業そのものが成り立たない。だから、彼らはわざと上場しないんです。

うちも全く同じ。今、ドバイやバーレーンにガンガンお金を流してますけど、これは10年後に100倍のリターンを狙っているから。でも株主がいたらどうなるか。「その金、俺らに配当しろよ」って言ってくるに決まってるんです。長期的な成長より、目先の配当を求めるからね。だから俺は上場しない。そもそも、外部から資金を調達する必要がないんです。

つまり、自己資金が潤沢にあって、長期的な視点で経営の自由を失いたくないなら、上場なんてしない方がいい。逆に言えば、お金がないから、外部から資金を集めるために上場する。だから、僕は「上場は貧乏人がするものだ」と表現しているんです。閉じる

Q
儲かる秘訣は「ロジカルよりラテラル」焼肉屋がビーガンメニューを出す理由
A

質問者:「事業をやる上で、竹花さんはどういう部分に気をつけてますか?」

「ロジカルよりもラテラル」で考えること。これに尽きます。

第二次世界大戦の話が分かりやすいです。帰還した戦闘機は、前の部分に弾痕が集中していました。ロジカルに考えると、当然「前を補強しよう」ってなりますよね。でも、当時の技術者たちは違いました。「前に弾を食らっても帰ってこれたってことは、逆に弾痕がない後ろ側に食らったら墜落してた。だから、補強すべきは後ろだ」と、ラテラルに考えたんです。

これ、ビジネスでも全く同じです。
うちの焼肉屋が、なぜビーガンコースを出したか。ロジカルに考えると「焼肉屋がビーガン?ありえない」ってなりますよね。でも、ラテラルに考えると、めちゃくちゃ大事なんです。

だって、仲間内にビーガンが一人でもいたら、その子に気を使ってグループ全体で「焼肉行こうぜ」って言えなくなるでしょ。でも、ビーガンメニューが一つあるだけで、そのグループ全員を取り込める。結果、集客が上がるんですよ。

儲からない飲食店って、みんなこのロジカルな思考の罠にハマっています。「焼肉屋は肉を極めるべきだ」って。でもラテラルに考えれば、稼ぐ方法はいくらでもあります。表面的な理屈(ロジカル)だけでなく、物事の本質や隠れたニーズ(ラテラル)を見抜くこと。これが儲かる秘訣ですよ。閉じる

Q
「銀行から借りるのはアホ」事業資金は投資家から集めろ
A

質問者:「事業を始めるのに資金がない場合は、銀行から借りるか、個人投資家から出資してもらうか、どっちがいいですか?」

特にリスクのある事業なら、投資家から「投資」としてお金をもらう方が絶対にいいです。銀行から借りる「融資」は、僕は全く推奨してません。

まず、投資の最大のメリットは、失敗してもそのお金は返さなくていいこと。リスクを共有してくれるわけです。その代わり、成功した時は大きなリターンを返す必要がありますけどね。

さらに重要なのは、投資家はあなたが成功するための協力者になってくれること。だって、あなたが成功しないと彼らのお金は1円も返ってこないんだから、必死に応援するのは当然です。例えば、僕が麻布十番でやった店は、わざと30人の経営者から出資してもらいました。そうすれば、その30人が「俺が出資した店だ」って勝手に集客してくれる。お金のためだけじゃなく、仲間集めのために投資家を募るっていう作戦もあるわけです。

じゃあ、なぜ銀行から借りるのがダメなのか。よく経営者が「借りれる時に借りとけ」なんて言いますけど、あれはすごいアホな話ですよ。

一番の理由は、銀行への返済は経費にならないことです。これが致命的。
考えてみてください。銀行から1億円借りたら、その1億円を返すためには、税金を払った「後」の利益で1億円を用意しないといけないんです。つまり、ざっくり2億円稼いで、税金で半分(1億円)持っていかれて、残った1億円でやっと返済できる、みたいな話。1億円借りた瞬間に、実質的に追加で1億円の納税義務を背負うようなものなんです。

だから、僕は融資っていうのが大嫌いなんです。安易に銀行から借りて、重い返済と税金の二重苦を背負うより、返済義務のないお金でリスクを共有し、さらに強力な協力者まで得られる「投資」を選ぶべきです。これが賢い資金調達ですよ。閉じる

Q
マーケティングはどうやって勉強しましたか?
A

質問者:「マーケティングはどうやって勉強しましたか?」

僕はテクニックを勉強したわけではありません。僕にとってのマーケティングとは「自分の信じているものを、いかにして相手に信頼させるか」です。

つまり、自分のサービスやビジョンに対して、どれだけ「信者」**を作れるか。これに尽きます。そして、本物の信者を作るには、自分自身が心から信じている強力なストーリー、つまり「ドメイン」がなければ始まりません。

僕の全ての事業の根幹にあるのは、「自由と多様性」という2つのキーワードです。会社中心の生き方にずっと違和感があって「Life is mine(人生は自分のものだ)」という強い思いがありました。だから、会社名を「Lim」にしたんです。

考えてみてください。日本の面積なんて、世界のたった0.4%しかないんですよ。その小さな土地を、自分の一生涯の場所だと決めつけてしまうのはおかしい。もっと自由で、もっと多様な生き方があるはずなんです。一度ドバイに来て、200カ国以上の人と会ってみる。そこから世界を見ることで、人の人生に自由と多様性を与えたい。

だから、僕がやっているマーケティングは、常にこの「自由と多様性」というドメインを軸にしたストーリーテリングです。小手先のテクニックではなく、自分の信念を物語として語り、共感してくれる「信者」を増やす。これが僕のマーケティングの全てですよ。閉じる

Q
今サービスを作るとしたら何をしますか?
A

質問者:「今サービスを作るとしたら何をしますか?」

100%、富裕層向けのサービスですね。

なぜなら、今の世の中は貧富の差がどんどん激しくなっているからです。イギリスでは上位1%の富裕層が国富の14%を握っているなんてデータもあるくらい。だとすれば、ビジネスの時間対効果を考えないとダメですよね。例えば、「じゃがりこ」を汗水垂らして大勢の人に売るのも、富裕層一人に一口1億円の資産運用をセールスするのも、実はかかる時間や労力ってそんなに変わらないんです。それなら、高価格で、富裕層が飽きないようなものを売る方が、今後のビジネスとしては絶対に正しいと僕は思います。

もちろん、いきなり今の事業の路線を変えるのは難しい人もいるでしょう。そういう場合は、徐々に富裕層向けにサービスをシフトさせていく。もしくは、全く新しいサービスや会社を作って、そっちは完全に富裕層向けに振り切ってしまうという手もあります。

ただし、一番大事なことを言います。富裕層に売るということは、基本的に「to B」(法人向け)の発想になるということ。これは「to C」(一般消費者向け)とは、売り方も商品の作り方も、全てが全く変わってきます。

ここを理解できていないと100%失敗するので、本気でやるなら徹底的に学ぶ必要がありますね。URU生は講義を見るか、ライブ講義で質問してくれれば、その辺は詳しく回答します!閉じる

Q
Google口コミ消失後のブランディング戦略:「サブ看板」の活用
A

問者:「現在、Googleの口コミが650件と業界最多です。しかし先日、アカウントが停止してしまい、全ての口コミが消えてしまいました。これを機に、より良いブランディング方法はないかと考えています。私たちの業界は信頼性が重要なので、口コミのように目に見えて分かるブランディング以外に、どのような方法があるでしょうか?」

50件の口コミ消失、それはピンチではなくチャンスです。これからは口コミという他者評価に頼るのではなく、自らGoogleマップを攻略する「攻めのMEO戦略」で、より強力なブランディングを構築すべきです。その鍵は「サブ看板」にあります。

まず大前提として、MEO(マップエンジン最適化)は今のビジネスの生命線です。皆さんも店を探す時、必ずGoogleマップを見ますよね。腐るほどある競合の中から選ばれるには、マップ検索でトップに表示されなければ話になりません。

そして、本当のMEOとは、あなたのお店をまだ知らない潜在顧客が検索する「ポテンシャルキーワード」を先回りして押さえることなんです。例えば、あなたのお店の名前で直接検索する人は、もうあなたのことを知っている既存客。重要なのは、「(地名)+〇〇」といったキーワードで検索している新規客をどう捕まえるかです。

ここで「サブ看板」が効いてきます。
例えば、うちの焼肉屋で一番集客できているキーワードは何だと思いますか?「焼肉」じゃないんです。「ハラル」です。イスラム教徒の方が検索する「ハラル和牛」というキーワードが非常に強い。

だとしたら、Googleマップ上の店名を「焼肉 竹花」ではなく「ハラル和牛 竹花」に変えた方が、圧倒的に新規客に見つけてもらえますよね。しかし、Googleは基本的に、お店の看板と登録名が一致していないと変更を認めてくれません。

そこで「ハラル和牛 竹花」と書かれた簡単な「サブ看板」を一時的に作るんです。木を掘ったようなもので十分。その看板の写真を撮ってGoogleに申請すれば、マップ上の店名を正式に変更できる。

もし「ハラル和牛」の効果が薄れてきたら、次は外国人観光客がよく検索する「OMAKASE」というキーワードを狙って、「おまかせ 竹花」というサブ看板を作り、再度申請する。これを繰り返していくんです。

口コミというコントロールできない評価に一喜一憂するのはもうやめましょう。これからは、自ら市場のニーズ(ポテンシャルキーワード)を捉え、この「サブ看板」戦略でGoogleマップをハックし、能動的に集客する。これが、口コミが消えた今だからこそできる、最強のブランディング戦略です。閉じる

Q
「顧客単価」を上げる方法とは?:商品単価ではなく付加価値で勝負する
A

質問者:「竹花さんは『単価を絶対に安くしない』とおっしゃっていますが、どのようにして顧客単価を上げていますか?」

僕が「単価を安くしない」と言っているのは、表面的な「商品単価」を無理やり上げろという意味じゃありません。そうではなく、顧客がどうせ必要になる「付加価値」の部分で、全体の顧客単価を上げるべきだということです。

うちの不動産事業が一番わかりやすい例です。普通、不動産屋は仲介手数料で儲けますよね。1億円の物件なら4%の400万円とか。でも、うちはその手数料をゼロにしたんです。

代わりに「1億円の物件を1億5,000万円で売れたら、その差額の何%かをください」という成果報酬モデルにした。これなら、賢いお客さんは絶対にうちに頼みますよね。

じゃあ、一体どこで儲けているのか?それは、物件を1億5,000万円にするために必要なリフォーム工事、インターネット回線、火災保険といった部分です。お客さんが家を買ったら、結局どこかで必ず払うことになる。そこでしっかり単価をいただくわけです。

これって、マクドナルドのハッピーセットと全く同じ理屈です。ハンバーガー単品って、実はそんなに儲からないんです。利益率の高いポテトやドリンクをセットにすることで、全体の利益を確保している。

だから、目先の「商品単価」を100円から200円に上げるような単純な値上げをするな、ということです。顧客がどうせ必要になる別のサービスを組み合わせて、賢く全体の単価を上げていく。これが僕の言う「単価を安くしない」の本当の意味ですよ。閉じる

Q
経営の鉄則:中小企業が利益を上げる唯一の方法
A

経営で利益を上げたいなら、やることは2つしかありません。「コストを下げる」か、「単価を上げる」か。そして、僕ら中小企業が取るべき道は「顧客単価を上げる」これ以外に絶対にないです。

なぜなら、「コスト削減」はスケールメリットがなければ意味がない「大手の戦略」だからです。例えば、セブンイレブンがパッケージを底上げして原価を1%下げたとします。売上が1兆円あれば、それだけで100億円の利益改善になる。でも僕らが同じことをやっても、インパクトはたかが知れてるでしょ?

だから僕らが集中すべきは、いかにして賢く「顧客単価を上げるか」なんです。ここで言う「単価を上げる」は、単純な値上げのことじゃありません。例えば、味の素がやった戦略。彼らは商品の値段を上げる代わりに、塩を振る容器の穴の数を20%増やした。

人は無意識に「3回振る」みたいに、振る回数で使用量を決めていたりする。だから、穴を増やすだけで、顧客の消費スピードが20〜30%早くなる。結果、購入頻度が上がって売上が伸びるんです。これこそが、本質的な顧客単価の向上なんですよ。

だから、チマチマしたコスト削減に頭を悩ませるのはもうやめましょう。僕ら中小企業は、どうすれば顧客が気づかないうちに、あるいは喜んで、もっとお金を払ってくれるのか。この「顧客単価を上げる」一点に、全ての知恵を絞るべきです。閉じる

Q
儲かる秘訣は「法人向けオプションと+αの機能」
A

質問者:「法人向けコワーキングカフェを始めます。アドバイスをください。」

法人向けコワーキングカフェを始めるなら、まず覚えておくべきことがあります。それは、カフェ単体の機能だけでは絶対に儲からないということです。儲かる秘訣は「法人向けのオプション」と「カフェ+αの機能」にあります。

なぜなら、顧客はコーヒーを飲みに来ているのではなく、ビジネス上の課題を解決しに来ているからです。その課題を解決するオプションでこそ、大きな利益が生まれます。

例えば、

  • 法人住所登記サービス
    多くの国では自宅を法人登記できません。自分でオフィスを借りれば数百万かかるところを、あなたのコワーキングスペースで登記できるようにすれば、顧客にとっては破格のサービスになり、あなたにとっては安定した収益源になります。
  • 電話代行サービス
    受付を一人雇えば月30万円はかかります。それをコワーキングスペースの受付が代行するサービスを提供すれば、これもまた顧客にとって価値が高い。

さらに、カフェという場を「ハブ」として捉えることも重要です。
アメリカのカフェには、Amazonの配達拠点になっているところがあります。アメリカでは玄関前の荷物は盗まれやすいため、地域のカフェが受け取り場所になることで、配達業者は効率が上がり、住民は安全に荷物を受け取れ、カフェは集客に繋がる。まさに三方良しですよね。

だから、ただオシャレな空間を作るだけではダメなんです。顧客が本当に困っていることを解決する「法人向けオプション」や、地域インフラとなる「カフェ+αの機能」をいかに組み合わせるか。これこそ、儲かるコワーキングカフェを作るための本質ですよ。閉じる

Q
営業で最も大切なこと:「リターン」を提示する力
A

質問者:「営業で大事なことは何ですか?」

「リターンをいかに見せるか」です。

なぜなら、人は商品のスペックを聞かされても心は動きません。その先にある「リターン」をリアルに想像できた時に初めて、財布を開くんです。

例えば「オランダの宝くじ」は、郵便番号が当選番号になるので、自分の家の近くが当選すると「うわ、もし俺が買っていれば当たってたかも!」って強烈に思うわけですよ。この「リターンの可能性」をリアルに感じさせる仕組みで、爆発的に売れているんです。

ホットペッパーの営業も同じ。彼らは必ず「御社の近くのこのお店は、この掲載料でこれだけのリターンが出てますよ」って具体的な数字を見せてくる。だから「うちもそうなるかも」と思って契約してしまう。

もっと言えば、保険も、なんなら詐◯師も原理は一緒。安心というリターン、莫大な儲け話というリターン。良いか悪いかは別として、人はリターンを提示された時にお金を払うんです。

だから、自分の商品の説明ばかりしている営業は、何をしても売れません。お客さんが見たいのは商品そのものじゃなくて、その商品がもたらす素晴らしい未来(リターン)なんです。これを語れるかどうか。営業の差は、結局そこに尽きます。閉じる

Q
今、本当に儲かる事業とは?:「負けない経営」の発想
A

質問者:「いま儲かる事業は何だと思いますか?」

みんな「儲かる事業」ばかり探そうとしますが、もっと大事なのは「負けない経営」を考えることです。そして、その鍵は「売る」ことではなく「買う」ことにあります。

ビジネスは「売る」だけじゃないですよね。「買う」こともビジネスの一部です。面白いことに、僕らは消費者として毎日何かを買っている「買うプロ」なのに、いざ自分の持ち物を売るとなると、その価値を全く分かっていない「売る素人」になってしまう。世の中には、このギャップに気づかず、価値あるものを安く手放してしまう人がめちゃくちゃ多いんです。

ここに目を付けたのが、ガリバーやブックオフです。彼らのビジネスモデルの本質は、価値を知らない人からタダ同然で商品を仕入れ、それに何十倍、何百倍もの値段をつけて売ること。仕入れ値がほぼゼロだから、負けようがないんです。

僕の従兄弟がやっている遺品整理事業も、まさにこの「買う」ビジネスです。遺品整理の契約では、出てきた品物を全て引き取れることが多い。その中からロレックスみたいな価値のあるものを見つけ出して、オークションで売って儲ける。これもまた、圧倒的に安く仕入れることで成り立っている、負けないビジネスモデルです。

だから、新しい儲け話に飛びつく前に「どうすれば圧倒的に安く仕入れられるか?」という視点を持つべきなんです。この「買う」ことに注目すれば、参入障障壁が高く、まだまだチャンスがあるブルーオーシャンが見つかりますよ。閉じる

Q
地域連携型のサブスクモデル学習塾経営の改善案
A

質問者:「学習塾をやっていますが、なかなか上手くいきません。」

学習塾で儲けたいなら、学習塾単体で考えることをやめるべきです。僕なら、地域全体を巻き込んだ「コミュニティ型サブスク」にしますね。

なぜなら、親が抱えている本当の悩みは「成績を上げたい」だけじゃないからです。「うちの子に色々なことを体験させたいけど、何が向いているかわからない」という、もっと本質的なニーズがあるんです。

僕がハワイに住んでいた時、まさにこのニーズを突いた素晴らしいアプリがありました。それは、地域の学習塾、サッカークラブ、ピアノ教室といった様々な習い事が、月額制で行き放題になるサブスクです。これなら、親は気軽に子供に色々なことを試させてあげられますよね。

だから、自分の塾だけで生徒を囲い込もうとするのではなく、地域のサッカークラブや野球クラブと連携して、一つの大きなコミュニティとしてサブスクモデルを構築する。そうすれば、単体では生まれなかった全く新しい価値を提供できます。閉じる

Q
ファンはいるのに収益化できない:ポッドキャスト運営者から
A

質問者:「エンジニア向けのポッドキャストを運営し、ファンはいますが収益化できていません。どうすればビジネスに展開できますか?」

ファンがいるのに収益化できていない?それは最高の悩みですよ。なぜなら、一番難しい「ファン作り」は既にできているんですから。ここからビジネスに展開するために必要なのは、ファンを「お客様」から「仲間」に変え、一つの「コミュニティ経済圏」を創り上げることです。

やるべきことは大きく4つあります。

  1. コミュニティ経済圏を作る
    昔の商店街のように、コミュニティの中でお金がグルグル回る仕組みを作るんです。僕のUR-Uでも、生徒同士が出会って会社を作ったり、ドバイ進出をサポートしたりと、コミュニティ内で新しいビジネスが生まれています。あなたも、エンジニア同士が繋がれる場を提供するんです。
  2. ファンを「仲間」として巻き込む
    イベントなどを全部自分でやろうとしないこと。「一緒にこのポッドキャストを盛り上げるメンバー募集!」と、ファンを運営側に引き込むんです。僕が東京ビッグサイトで講演会をした時も、100人の運営メンバーに「1人10人誘って」とお願いすることで、1,000人を集めました。ファンは参加したいんです。
  3. 「裏側」を全部正直に話す
    なぜこのポッドキャストを無料でやっているのか?その裏側にあるあなたのメリットやビジョンを正直に話すこと。例えば、UR-Uが格安なのは、僕の会社に来る大量の案件を、わざわざ人を雇わずにUR-Uの優秀な生徒に仕事として振っているから。このWin-Winな「裏側」を話すことで、信頼が生まれ、コミュニティはさらに強くなります。
  4. CAMZの法則で具体的に誘導する
    そして最後に、収益に繋げるための具体的な「誘導」が必要です。その時に有効なのが「CAMZの法則」。
    • C (Catch): ターゲットの心を掴む
    • A (Appeal): メリットを伝える
    • M (Motivate): 不安を解消し、行動を動機付けする
    • S (Suggest): 具体的な行動を提案する

特に最後の「S」が重要。「よかったら申し込んでね」みたいな弱い誘い方じゃダメなんです。「今から30日間、私と一緒にこのプロジェクトをやりませんか?このフォームから今すぐ申し込んでください」と、具体的で、力強く背中を押してあげること。

だから、ただコンテンツを作るだけじゃなく、ファンを巻き込み、裏側を見せ、具体的な道筋を示してあげる。そうすれば、あなたのポッドキャストは単なる情報発信ツールから、人が集まり、お金が生まれる強力な「コミュニティ」へと進化しますよ。閉じる

会社員向け:マインドセット

Q
「FIREしたい」は間違い?仕事で「名を残す」ことこそが人生の目的。
A

質問者:「FIREするためにいくら必要だと思いますか?将来海外に住んでゆったりと暮らしたいと思ってます。」

まず皆さんに聞きたい。

ポイント

「FIREして、一体何がしたいんですか?」

僕は、FIREしたいなんて思ったことがない。

なぜなら、仕事を通じて「名を残す」。
これこそ、人間が生まれた意味だと本気で思っているから。

日本の良い教えに、動物の数え方があります。

  • 牛は「一頭」
  • 鶏は「一羽」
  • 魚は「一尾」


全部、食べても「残るもの」を数え方にしています。
牛を食べても頭は残るし、鳥を食べても羽は残る。

じゃあ、人間はどう数えるか?

  • 人は「一名」「二名」

「名」で数えるんです。

ポイント

人は「名を残す」ために生まれてきた、何よりの証拠だと思っています。

なにも大それたことじゃなくていい。

  • この人から保険を買って良かった
  • この人から家を買って良かった

これも、立派に「名を残す」ことです。

では、FIREしたら名を残せますか?
海外のビーチでゆったり暮らして、残せますか?

人が生まれた意味を考えると、僕はそんな人生は
「なし」だと思います。

だから、「FIREにいくら必要か?」と聞かれても、僕の答えは「分かりません」。
僕自身、30億、40億あっても絶対に足りない。

FIREなんかしたくないし、もっともっとわがままに生きて、デカい名を残したいからです。

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Q
人生一度きり、欲を殺して生きるな!節約より収入を上げろ
A

質問者:「なぜそこまで成長に貪欲なのですか?」

逆に聞きたいんですけど、皆さん。
食欲、物欲、金銭欲など、人間の「欲」を我慢して生きたいですか? 

僕の答えが「絶対ノー」だからです。

世の中っておかしくないですか?
なんでみんな、節約はめちゃくちゃ頑張るのに、収入を上げることは頑張らないの? 

何か我慢するより、買えるだけ稼げばいいじゃん。
もやしより、ステーキ食べればいいじゃん。

欲を殺すって、人間に生まれた意味ある?
俺は、本気でそう思うんです。

たった一度の人生で、自分の欲を潰す選択を、俺は絶対したくない。
好きな人と、好きなことをして、好きなものを食べて、好きなだけ稼ぎたい。

全部やるには、お金に困るわけにはいかない。
じゃあ、何をしないといけない?
稼がないといけない。

だから皆さん、
稼ぐことから目を背けちゃダメですよ。

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Q
「やりたいこと」で起業するな!ビジネスチャンスの見つけ方
A

質問者:「美容師をやめたのですが、どんなビジネスを始めるのがいいでしょうか?」

まず、「やりたいこと(Want)」で起業するな。

重要なのは、あなたが「今できること(Can)」です。

考えてみてください。
あなたの「やりたいこと」に都合よくお金を払ってくれる人なんて、この世にいません。

ビジネスは自己実現の場じゃないんです。

じゃあ、どうビジネスチャンスを見つけるか?

①あなたが「できること(Can)」をリストアップ。

美容師なら、

  • 髪を切れる
  • 人と話すのが得意
  • 手先が器用

②「Can」と「世の中が求めていること(Needs)」の交点を探す。

ここに、あなたがやるべきビジネスがある。

例えば、「犬が好き(Want)」という感情でスタートすると、何も生まれません。

でも、
①「犬の散歩ができる(Can)」から考えると
②「犬の散歩をして欲しい(Needs)」と結びつき
③ペットホテルや散歩代行など、具体的なビジネスが見える。

「好き」からビジネスを考えちゃダメなんです。

あなたが「できること(Can)」は何か?
世の中は何を求めているのか(Needs)?

この交点にビジネスチャンスは眠っています。

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Q
仕事が楽しくないのは「飽き」か「逃げ」か?
A

質問者:「今の仕事が楽しくない。やめるべきですか?」

まず、「楽しくない」という感情。

それが「飽き」か?
それとも単なる「逃げ」か?
そこを履き違えちゃダメ。

『飽きること
これは良いことなんです。

例えば、今の会社であなたがブッチぎりのトップになり、全てやり尽くして「もうこの仕事から学ぶことはない」と感じて飽きた。
これは素晴らしい。

一方、仕事がうまくいかない。
「楽しくない」から辞めたい。
これは『逃げ』です。

そして、逃げる人に限ってこう言う。
「自由になりたい!!」

でも、本当の自由はメチャクチャ怖くて、経営者になるなら、誰より自分に死ぬほど厳しくしないといけない。

徹底したセルフマネジメントが必要なので、自己管理なしに自由なんてありえません。

まず、自分に問いかけてください。
「俺は、私は、今の仕事で圧倒的な結果を出したか? やりきったのか?」

もし答えが「No」なら、ただの『逃げ』です。

今の仕事で誰も文句を言えない結果を出して、次のステップを考えましょう。

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Q
もし20代に戻れたら?『旅行』ではなく『旅』をすべき理由
A

質問者:「もし竹花さんが20代前半なら何をしますか?」

世界に出て「旅」をします。

ただし、遊びに行く「旅行」じゃない。
学びに行く「旅」です。

日本では絶対に得られない視点が手に入るから。

例えば、ドバイの世界一大きい観覧車。
観覧車なんて1回乗れば十分じゃないですか。

でも、彼らは中をパーティールームやBarにして、
「何度も来たくなる場所」にした。
こういう発想は、世界に出るから分かることです。

だから「旅行」じゃなくて「旅をしろ」。

・旅行は気分転換とか自分へのただの、ご褒美。
旅は、すべてを学びに変えること。

この意識があれば、日本でも「旅」はできます。

例えば、レストランに行ったとき。
「なぜ、A店は満席なのに、B店はガラガラなんだ?」と疑問を抱けるかどうか。

「なぜ?」を考えないなら、ただの食事。
ただの旅行で終わります。

でも疑問を持てば、学ぶための「旅」になる。

だから、20代。
特に若いうちは、遊びに行く「旅行」より、何か学んでやろうという意識で「旅」をすべき。

意識の違いが、将来すごく大きな差を生みます。

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Q
起業したいならまずSNSをチェック!あなたの時間を奪う無駄を断捨離しろ
A

質問者:「会社員です。起業したいのですが、具体的に何から始めればいいですか?」

何を始めるか?の前にやることがあります。
時間を奪っている無駄を、徹底的にやめる。

手始めに、あなたのSNSを断捨離しましょう。

  1. 今すぐSNSを開く。
  2. おすすめ欄に出てくる動画を見る。

お笑い番組、ダンス動画なら、答えは出ています。
あなたが、そういう動画に時間を使っているから。

服のポケットに入る量は限りがあります。
→人生の時間も同じで、限りがある。
→だから何か始めるには、何かをやめる。
→そこで初めて、時間が生まれるんです。

まず、無駄な時間を徹底的にやめましょう。

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Q
「あなたを儲けさせてくれる人はいない」投資詐欺に騙されないための鉄則
A

質問者:「投資で大事なことって何ですか?」

絶対に忘れてはいけない鉄則が1つあります。
「あなたを儲けさせてくれる人は、存在しない」
本当に、これだけは真実なんです。

昔、こんな話がありました。

イギリスの商人がアフリカで象牙を1万円、2万円、3万円と値段を釣り上げながら買い占めました。
市場が熱狂したところで、部下に「俺が安く買った象牙を、お前らには特別に3.5万円で売ってやる」と売りつけ、商人と部下は二度と戻ってこなかった。

これ、仮想通貨とかでよくある「パンプ・アンド・ダンプ」っていう詐欺の手口と全く一緒なんです。
いつの時代もやることは同じ。

このストーリーを頭に叩き込みましょう。
「あなたを儲けさせてくれる人は、存在しない」
「不労所得」なんて甘い言葉に飛びつくのは、ハッキリ言ってアホがやること。

豊かになりたいなら、自分で儲けるしかない。
自分の手を動かすんです。
ときには寝ない日も必要。

泥臭くやらないと、絶対に豊かになれません。
楽して稼ごうなんて考えは今すぐ捨ててください。

地に足をつけて、自分の力で稼ぐ。
これが、投資で騙されないための唯一の方法。
そして、本質的に豊かになる唯一の道です。

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Q
経験のない人間の先入観には気を付けろ
A

質問者:「某YouTubeチャンネル”令和の◯”で「ドバイは危ない」的に言われてましたが、本当ですか?

それは典型的な「先入観」です。

物事の本質を知らない人間。
経験のない人間の言葉を鵜呑みにしちゃダメ。

そういう人に、まず聞いてみたいです。
「あなた、ドバイに住んだことあるの? 」
「英語は喋れるの?」って。

大抵の場合、ドバイに来たことも住んだこともない、英語すら喋れない人が「ドバイはどうだ」「日本が一番いい」とか言っているんです。

俺は7カ国に住んだ経験がある。
その上で「ドバイはいいよ!」って言っている。
説得力が全然違うでしょ?

物事は、両面から見ないと絶対に正しいことなんて分からないんです。

でも、世の中はすぐ、白か黒かはっきりさせたがる。
その間の「グレー」な部分を見えていない人間が多すぎるんです。

そして、グレーが見えない原因は何か?
決まって、経験のなさからくる先入観です。

だから、誰かの意見を聞くときは、その人が何を経験して語っているのか?常に見極めましょう。

経験のない人間の先入観に惑わされず、自分の目で見て、考え判断するのが重要です。

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Q
息子のヒーローは僕だった。子供に見せる「戦う親父の背中」
A

質問者:「竹花さんの頑張れるエネルギーは何ですか?

子供にとっての「ヒーロー」であり続けること。最近、それを実感する出来事があって。

子供の学校で「あなたのヒーローは誰ですか?」っていうエッセイを書く授業があったらしいんです。周りの子たちがサッカー選手とか芸能人の名前を挙げる中、うちの息子が選んだのが、僕だったんです。

それを聞いた時、めっちゃ嬉しくて「ああ、やってて良かった」と心から思いました。それが今、一番のエネルギーになってます。

じゃあ、なんで息子がそう思ってくれたのか。たぶん、僕が仕事で「戦う姿」を全部見せてるからだと思うんです。

例えば、オフィスの建築現場に連れて行って「パパは、これをこうやって価値を上げていくんだよ」って話したり、観光中にトラブルの電話がかかってきたら、クライアントを守るために子供の前でも英語でガンガン戦う。そういうのを全部隠さずにやるんです。

そしたら案の定、エッセイに「パパは電話でクライアントのために戦うんだ」みたいなことが書いてあったらしくて。

「子供は、言うことは聞かないけど、やることは見てる」これ本当に真実だと思います。口先で偉そうなことを言うんじゃなくて、親父が必死に戦ってる背中を見せる。それが子供にとってのヒーローであり、自分のエネルギーにもなる。最高の循環です。閉じる

Q
20代へ告ぐ「寝るな、遊ぶな、飲むな。とにかく働け」
A

質問者:「20代に戻れるなら何をしますか?

とにかく働く。世間でよく言われる「若いうちに遊べ」なんて、真っ赤な嘘です。

人生は短期決戦で、20代の1,000万円と80歳の1,000万円では、価値が全く違うからです。

考えてみてください。もしあなたが20代のうちに死に物狂いで1,000万円を作れば、それを世界平均の年利5%で運用すれば、80歳になる頃には1.8億円くらいになってるんです。でも、80歳で初めて1,000万円を手にしても、意味ないでしょ?

だから、20代に言いたいことは、ただ一つ。「マジで寝るな、遊ぶな、飲むな。とにかく働け。」

まず目標として1,000万円。それを稼ぐまでは、どんな仕事でもいいから奴隷のように働いてください。自分のやりたいことは、その後にやればいい。

僕も20代の頃、仕事ばっかりしてたら地元の友達に「お前の人生、楽しいか?」ってよく言われました。でも、おじさんになった今、こう問い返したいです。「お前の人生、楽しいか?」って。

それくらい、20代の過ごし方で30代は決まります。20代をどう過ごしてきたか?が、30代にはっきり結果として出る。だから、今、死ぬ気で働けってことです。閉じる

Q
自信の付け方はありますか?
A

質問者:「自信の付け方はありますか?

「自分との約束を守ること」です。

「自信」って「自分を信じる」って書きますよね。つまり、自信がない人っていうのは、自分で自分のことを信じられていない状態なんです。なぜ信じられないか?それは、自分との約束を何度も破ってきたからです。

なにも大きな約束じゃなくていい。「今日はNetflixを見ずに仕事をする」とか「週末の朝、15分だけブログを書く」とか、そんな小さなことでいい。

大事なのは、その小さな約束を守り続けること。それを繰り返すうちに、だんだん自分のことを信用できるようになってくる。その「信用」の積み重ねが、本物の「自信」に変わっていきます。

自信がない人は、自分を甘やかすから人生がうまくいかない。逆に、自信がある人は人生がどんどん好転していきます。

特に人間関係は顕著。自分のことを100%愛せている人は、相手が30%や40%の愛情しか示してこなくても、惑わされたりしない。

だから、自分を大切にするためにも、まずは自信をつけること。そのために、今日から、自分との小さな約束を一つずつ守っていく。全てはそこから。閉じる

Q
竹花さんの原動力は何ですか?
A

質問者:「竹花さんの原動力は何ですか?

自分の「面白い」という感覚です。

多くの人がやる「旅行」って「疲れたからどこか行きたい」っていう現実逃避ですよね。でも僕は、昔から留学とか旅ばっかりさせられたので、そういう意味での旅行ってしたことないんです。

知らない土地でいきなりホームステイさせられたり、上海の施設に放り込まれたり。でも、そうやって強制的にでも「旅」をすると、面白いものにたくさん出会える。

例えば、サンフランシスコで見た「クリエイター向けの銀行」とか、有名なゲーマーが開発した「遅延がめちゃくちゃ少ないキーボードやマウス」とか。こんなの、日本にいるだけじゃ絶対に見られないじゃないですか。

世界の面積のたった0.4%しかない日本の中から全てを語るなんて、本当にもったいない。世界には知らない「面白い」ことが無限にある。この「面白い」を探し求めることこそ、僕を突き動かす一番の原動力だと思います。閉じる

Q
マインドセットは大事ですか?
A

質問者:「マインドセットは大事ですか?

大事です。僕なんて、ほとんど「思い込み」の力でここまで来てます。

「自分は絶対に成功する」「この事業は100%伸びる」と、昔からずっと自分に暗示をかけてきました。なぜなら、人間は自分で勝手に限界を決めてしまう生き物だからです。

有名な「ノミ」の話を知っていますか?ノミって、自分の体長の何百倍も高くジャンプできるのに、瓶に蓋をされて頭をぶつけ続けると、思い込みで飛べなくなってしまう。蓋がなくなっても「もう僕はダメだ」と諦めて、瓶から出ようともしないんです。

サーカスの象も同じ。小さい頃から鎖に繋がれていると、大人になって簡単に引きちぎれる力があっても「自分は逃げられない」という子供の頃の思い込みに縛られて、逃げ出そうとしない。

人間も同じだと思いませんか?「一生この会社で働くしかない」とか「地元から出てはいけない」とか、誰もそんなこと言ってないのに、自分で勝手に思い込んでしまう。

だから、僕は意識して自分にポジティブな暗示をかけ続けてきました。中学校の卒業文集に「100億円プレイヤーになる」って書いたんですが、もうすぐそれが達成できそうなんです。

生まれ持った才能なんて、大した差はありません。じゃあ、何が圧倒的な差を生むのか?それは、この「暗示」の力だと、僕は本気で思っています。閉じる

Q
サラリーマン時代の仕事観:「レンガ職人」の教え
A

僕はサラリーマン時代もめちゃくちゃストイックで、リクルートの戦略企画室という、社内でも精鋭が集まる部署にいました。そこで上司に「レンガ職人」の話をされました。

「ある旅人がレンガ職人に『あなたの仕事は?』と尋ねた。一人はこう答えた。『レンガを積むことです』。もう一人はこう答えた。『大聖堂を建て、町の人々の憩いの場を作ることです』。

同じ仕事なのに、目的意識が全く違いますよね。前者は、ただの作業だから、もしレンガを運ぶトラックが故障しても「自分には関係ない」と放置するでしょう。

しかし後者は、大聖堂を完成させるという目的があるから、「どうすれば解決できるか」を考え、トラックを助けに行こうとする。

僕もそれまで、自分の仕事は良い企業を見つけてレポートを出すことだと思ってました。でも、その話を聞いてハッとしたんです。僕の仕事は「株主に利益をもたらすために、企業を分析すること」だと。

このスタンスの違いは、どんな職種でも現れます。多くの人は「働いたから給料をもらう」という受け身の意識でいますが、それではダメなんです。

「給料をもらうために、自分はどんな価値を提供すべきか」と能動的に考えなければ、成長はありません。

年収は「上がるもの」じゃない。自分の意識と行動で、「上げるもの」です。閉じる

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